玉木さんは大学卒業時に管理栄養士の資格を取得、給食委託会社で経験をつんだあと、令和4年に鴻巣まきば園に入職されました。その経験と手腕を買われ、今年の4月から給食サービス課の副主任を担っています。
園長からは「玉木さんはふんわりとした雰囲気の中にしっかり芯がある方。大変な時こそどうやってみんなで協力して乗り越えられるかと、自分だけのことでなく、周りを見て動くことができる素敵なスタッフです!」とコメントいただきました!
管理栄養士の道に進むきっかけを教えてください。
半身不随だった祖父と、日々育児と介護に奔走する母の姿がきっかけで、福祉の仕事に興味を持ちました。中学の職場体験では、行田のまきば園のデイサービスに行きました。レクに一緒に参加したことを覚えています。
母の料理の手伝いをするのが好きだったことや、今思えば、祖父に食事の楽しみがなかったことが心に残っていて、高校の時には管理栄養士になることを決めていました。資格が取れる大学を調べて、そこに進むために高校時代はすごく勉強を頑張りました!大学に入っても勉強が面白くて、ほとんど遊ばなかったです。もともと外に出るタイプではないこともあって、バイトと勉強に没頭しました。
鴻巣まきば園に転職される前はどのようなお仕事をしていたのでしょうか。
新卒で給食委託会社に就職しました。病院2カ所と障がい者施設に配属となり、食事作りや栄養マネジメントを担いました。管理栄養士として働くようになってからは、医師や看護師と交渉したり、監査の厳しさを感じたりと、いろいろな経験をさせてもらいました。委託会社なので、ひとりで管理栄養士を担わなければならず、近くに相談できる仲間がいないというのが、少し辛かったですね。
大変でも、「これが社会人としてやるべきことなんだ。負けたくない!」と自分の時間をすごく犠牲にして働いてきましたが、自分の生活を見つめなおした時に転職を考えるようになりました。調理も管理栄養士の仕事も好きで、どっちもできる仕事がいいなと思ったのと、管理栄養士が複数いる場所がいいと思って、鴻巣まきば園に来ました。
鴻巣まきば園で働く前と後でギャップは感じましたか?
イベントが多いとは聞いていたけれど、これほどまでに頻繁に開催してお客様に尽くしているとは…!とびっくりしました。あと、食事が普段自宅で食べているような味付けで美味しいと感じました。
また、今までの会社では直属の上司が近くにいるわけではなかったので、物事が職場で完結せず、相談事があっても本社に電話をして返答を待ったりする時間がありました。でも、まきば園は園長も主任も同じ場所にいて、やるべきことをすぐに言っていただけることに安心感があります。
これからの目標を教えてください。
今はまず業務を着々とこなし精度をあげていくこと、そして、マネジメントの方法を1から勉強していきたいです。お客様のモニタリングから始まり、多職種と相談し、経過を追いながら、いろいろなアプローチを検討、実践すること。自分の考えがお客様に影響を与え、お客様の身体を作ることにつながるというのは、管理栄養士という仕事の面白さを感じる部分です。
カンファレンスでは、お客様の状態や、ご家族にも会えなくてもどかしい気持ちがあることを直接うかがう機会をいただいています。改めて大切なご家族をお預かりしているんだと気持ちが引き締まる思いです。
この記事は2023年10月発行の「まきばNEWS 18号」より転載しています。