今回は武里まきば園の居宅介護支援センターでケアマネジャーとして働く木村さんにお話を伺いました。高校時代に参加した福祉施設でのワークキャンプをきっかけに埼玉福祉専門学校へ進学した木村さん。卒業後は訪問入浴や老健などいろいろな介護サービスを経験され、平成29年に武里まきば園に就職しました。

 

転職前に働いていた場所では管理者として勤務されていたのですね。

はい。最初は生活相談員として働いていましたが、最後の5~6年は管理者として勤務していました。
管理者として、契約・請求・実習生の受入れ・採用のための学校まわり等々、なんでもしていました。当たり前のことなのですが、結果を出すことが重要で、本社からもそれを強く求められました。目標と現実の差を埋めるために何をすればいいのか、何が足りないから目標に近づけないのか、行動計画や反省文を頻繁に提出していたので、文章を書くのは得意です(笑)でも、それを繰り返していたら、どんどんお客様をお金で見るようになってしまいました。例えばデイで当日キャンセルが出ると「○○円売上が減っちゃったな…」と頭に浮かぶんです。何がしたくて働いているのかわからなくなっていました。

 

転職先を探す上での条件はありましたか。

ケアマネとして働ける転職先を探していましたが、単独の居宅ではなく、デイやショート、特養などが併設されている居宅に就職したいと考えていました。お客様と長くお付き合いができると思ったんです。実際に武里まきば園でもデイやショートに顔を出して、お客様の様子を見られることが嬉しいですね。
転職活動をしている時に武里まきば園に来て、雰囲気の明るさと、受付がいることに驚きました。受付から声をかけてくれる施設は、意外とあまりないんです。そして、スタッフがお客様と関わっているなぁと、自分はこういうことがやりたかったんだなぁと感じました。今もそれは変わらず、お客様のことを一番に考えられることで、毎日が充実しています。

 

ケアマネジャーとして働く上で何か大切にしていることはありますか。

「福祉」ってよく言うけれど、それってどんな意味なのか考えると、なかなか説明できないと思います。自分は福祉って「ふつうに くらす しあわせ」の頭文字だと考えています。例えハンデがあっても、年を重ねても、ひとりひとりが普通に暮らす幸せを得られるようにあるのが「福祉」なのではないでしょうか。何かできないことをサポートしたり、逆に、ご自身で何かをできるようにするための支援も、その方にとっての普通の暮らしを幸せに過ごしていただくためにしていることなのだと思います。老健で働いていた時に上司から言われた言葉なのですが、今の自分の基礎になっています。

 

今後の目標を教えてください。

今は家族との時間を大切にしながら、少しずつ上を目指していきたいと思っています。社会福祉士や主任ケアマネの資格をとったり、特定事業所加算をとったり、あとは、興味のある成年後見制度の勉強をしたり、現状維持というよりは微増していきたいですね。
あとはハワイアンまつりが好きなので、コロナが収束したらまた多くの方にお越しいただけるよう、チームの一員として係わっていきたいです。自分が働いている場所を、家族や友人、まきば園に来たことがないお客様にも紹介できるって嬉しいことなので、ご近所の方にも声をかけて多くの方に知ってもらいたいです。

 

 

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この記事は2021年4月発行の「まきばNEWS 8号」より転載しています。