隼人会ではインターンシップを4種類開催中。今回はそのうちのひとつである「【WEB開催】まきば園のスタッフへインタビュー!広報&企画体験!」に参加してくれた女子栄養大学の黒須さんによるインタビュー記事を掲載します。

インタビューに答えるのは、まきば園で栄養士を務める入職3年目の今さんです。栄養士×大学生のミニインタビューをぜひお読みください。

 

 

栄養士になろうと思ったきっかけと、栄養士が活躍出来る場が多くある中で、高齢者施設を選んだ理由を教えてください。

健康的に暮らせるように、栄養のことを学んで将来に役立てばいいなと思い、栄養士を目指しました。
高齢者施設を選んだ理由は、高齢者施設だからと言うよりは、学生時代の実習先としてまきば園を訪れた際に、実習を楽しく行えたこと、また働く方たちがいい人ばかりだったので選びました。

 

1日の仕事の流れを教えてください。

[早番]
6:30 朝食準備、盛り付け・提供
9:00 朝食が終わり次第、昼食の準備(1人で主菜を作り、盛り付けを行うこともある) 料理提供後は洗浄
14:00 休憩
15:00 夕食を食べる人の人数、禁食やアレルギーの確認、食器の準備等
15:30 退勤

[遅番]
10:45 昼食のフルーツやおやつの準備
12:45 休憩
13:45 2人で夕食の準備(1人は主菜、もう1人は副菜と汁を作る)
19:45 退勤

 

普段、管理栄養士や栄養士、調理師の方など何名で食事をつくられているのでしょうか。また献立を立てている人数を教えてください。

まきば園には、管理栄養士3名、栄養士5名、調理師2名、調理員3名が働いており、ランダムでシフトが組まれていて、誰とチームになるかは日によって異なります。
献立については、各園それぞれの管理栄養士、栄養士がローテーションで献立を立てています(3ヶ月ごとのサイクルメニュー)。

 

1日の食数と、提供されている食事形態を教えてください。

朝食、夕食はそれぞれ150食、昼食は250食、トータルで550食程提供しています。
食事形態は常食、刻み食、極刻み食、ミキサー食があり、その中でも常食は米飯食と粥食に分けられます。

 

お客様にあった食事を提供するために大切にしていること、気をつけていることを教えてください。

刻み食をフードプロセッサーやミキサーにかけ、それぞれ極刻み食とミキサー食を作り、味見もしています。その際に温かいものは片栗粉でとろみを、冷たいものはネオハイトロミールでとろみを付けていますが、そのとろみの濃さを一定にできるように気をつけています。

 

行事食について教えてください。

まきば園では、月に1度お楽しみ献立というのを行っています。1月は成人の日にお寿司や鯛のすまし汁、牛すきなどを提供しました。他にも2月は節分、3月はひな祭りなど行事に合わせた献立を考えています。

 

まきば園のインスタグラムに行田のまきば園のおせちの投稿がありました。2枚目の写真にどのようなおせちにするのか、献立のイラストが描かれている紙を拝見しました。行事食の献立を作成する際は毎回イラストを描いているのでしょうか。

今年のおせちは私が担当しました。大きな行事の際は、普段使っている食器を使わないことが多いため、器が違う分、盛り付けも分かりやすいようにイラストを描いています。当日まずは自分で1つおせちの見本を作ったのですが、イラストを描くことで自分でもわかりやすかったですし、上手に詰めることが出来たので、イラストを壁に貼って詰める作業をする皆さんに見てもらいながら盛りつけをしました。

 

仕事の中で大変だったこと、苦労されたことがあれば教えてください。

今回のおせち担当は大変でした。私はまきば園に勤めて3年目になるのですが、おせちは新人の頃に1度見たきりで、最初は何をどうすれば良いのか分かりませんでした。発注の期限なども短く、自分が思っていたよりも短い期間の中で、より良いものを作るにはどうしたら良いのかを考えながら、主任と協力して進めていきました。

 

お仕事の中で、どのような時にやりがいを感じますか。

ミールラウンドに行った際に、お客様に「今日の料理、美味しかったよ」と言っていただけることが、大きなやりがいを感じる瞬間です。おせちの時も「美味しくて、全部食べちゃったよ」と言っていただけて嬉しかったですね。

 

まきば園の特色を教えてください。

制服がアロハシャツで、スタッフがそれぞれのアロハシャツを着て仕事をしています。まきば園は明るい雰囲気で、お客様に華やかな気分を味わってもらっています。その中で、スタッフにも笑顔が溢れていて挨拶もしっかり返してくれる、優しい雰囲気の園だと思います。

 

≪黒須さんからお送りいただいた感想≫

現場で働いている栄養士の方に、自分の聞きたいこと、知りたいことを一対一でたくさん伺える機会というのはなかなか無いので、すごく貴重な時間を過ごすことができましたし、実際に現場でどのように仕事をされているのか、自分の中で理解を深めることが出来ました。

献立や行事食を考える中で、大変なことがあったとしてもお客様が喜んでいただける、よりよい食事を提供するために、どうすれば良いのかということを第一に考え、仕事に取り組まれていたことが印象に残っています。特に行事食を通して、初めてのことや大変だったこともあった中でどうしたらお客様に喜んでいただけるのか、メニューだけでなく、見た目や色合い、食器なども工夫し、より良い食事の提供を第一に考えて仕事に取り組まれていらっしゃると、お話を伺って強く感じました。

全体を通して、本当に短い時間の中でしたが、スタッフの温かさや優しさに触れ、きっと園内の皆さんも優しさで溢れていて笑顔の絶えない、素敵な施設であるのだろうなと感じました。スタッフの制服がアロハシャツというのも、自分も相手も気持ちを明るくさせ、気持ちだけでなく施設全体の明るさにも繋がると考え、素敵だなと感じました。

 

 

黒須さん、今さん、ありがとうございました!

 

 

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