岩槻まきば園のオープニングスタッフとして入職した川邉さんは、デイサービスで経験を積んだあと、ショートステイや特養に異動し、フロアリーダーや、介護サービス課の主任も務めました。結婚されて、産育休を取って、今はお子さん4人を育てながら、時短常勤としてデイサービスに勤めています。
福祉の道に進んだきっかけを教えてください。
私が高校生の時、祖母が脳梗塞による右半身まひとなって施設に入居しました。そんな祖母に靴下を履かせてあげた時、うまく言葉が出ないなか「すみません。ありがとう」と言われて、病気になっても一生懸命生きている祖母の役に立てる仕事に就きたいと思って、福祉系の短大に進みました。
その短大の先生の紹介で、岩槻まきば園にオープニングスタッフとして就職しました。説明会の時はまだ建物ができていなかったので、行田のまきば園まで行きました。面接の時はすっごく緊張していて、仁司理事長が対応してくれたのですが「緊張してるだろ(笑)」と言われたことを覚えています(笑)
オープニングスタッフとしての就職は不安でしたね。新卒だったので技術もないし知識もない。当時指導者として行田から来ていた先輩にびしばし育てられました。最初はデイサービスに配属されたのですが、お客様からしたら孫くらいの年齢だったので、たくさん可愛がっていただけて楽しかったです。
いろいろな部署を経験されましたが、どこが一番印象に残っていますか。
どの部署も、それぞれ本当に違いますね。いろいろな経験をさせていただいて、ハワイ旅行や一泊旅行も大きな学びになりました。それぞれの部署で違う楽しさがありますが、自分に合っているのはデイかなと思います。レクやイベントを企画するのも好きだし、開催するのも好きです。お客様と一緒になって楽しめるので、いつも充実しています。特に外食ツアーは一緒に食事をしながらお話をして盛り上がれて、お客様がとても喜んでくださるので嬉しいですね。
デイの難しさももちろんあります。お客様はスタッフの動きをよく見ていらっしゃるので、仕事中の振る舞い方は意識しています。お客様の足が冷えないようにドアをしめるとか、細かい部分ですが、お客様の気持ちになって対応させていただくことが大切だと考えています。スタッフみんなが「気付き」を持てるように、切磋琢磨しているところです。
あとは、まきば園で誰かが成長していく姿を見るのが好きです。私がリーダーをしていた頃に入職したスタッフが今リーダー職を担い、日々頑張っているのを見ていると嬉しくなります。向上心を持って頑張ってくれているのが嬉しいですね。みんながやりたいことを実現できる職場であってほしいです。
お休みの日は何をされていますか?
趣味は子どもの習い事に付き添うことです。長男と次男がタグラグビーとフラッグフットボールというスポーツを習っているのですが、見学しているこちらも一緒に盛り上がれます。息子は鬼ごっこが好きだったので、鬼ごっこに似ているスポーツはないかなと思ってタグラグビーを見つけました。
自分自身では、今は睡眠時間を大事にしています!21:30くらいまでには寝て、翌朝5:20に起きています。子どもと生活リズムを揃えることが、自分の体調管理にもつながっています。
産育休後、復帰する時にはまきば園の変化を感じますか?
産育休は4回取りましたが、戻ってくる度に変化を感じますね。特にここ最近は隼人会の改革を感じています。働きやすくしてくれているのかなと、スタッフの意見を聞いてくれているのが伝わります。
いまは共働きで4人を育てているので、いろいろな工夫はしながら仕事と家庭を両立させています。できることはできる人がする、全部をひとりでやろうとしないというのは特に大事にしていますね。というか全部自分でするのは絶対無理なので!(笑)任せられるところは子どもにも任せるようにしていて、子ども同士で髪を洗ったりもしています。自分で考えて自分で行動できる子になればいいなと思って子育て中です。
自分で考えて行動するって、職場でもすごく大事だと思っています。スタッフ一人ひとりが受け身にならず、率先して動くことで、もっともっといいサービスが提供できたら嬉しいですね。
この記事は2025年4月発行の「まきばNEWS 24号」より転載しています。