第5回目となる今回は、武里まきば園の青木さんにお話を伺いました。美術系の短大を卒業したあと、絵画教室のお手伝いや、新聞社でのお仕事、宅急便屋さんなど、さまざまなお仕事に挑戦した青木さん。30代で介護の仕事を始め、平成29年に武里まきば園に就職しました。普段から頑張り屋さんとして仲間の信頼を集める青木さんの素顔にせまります。
このお仕事を始めたきっかけを教えてください。
いろいろな仕事をしてきましたが、あまり続かず、そんなときに兄にヘルパー2級の取得を薦められました。子供が小さい時でしたが、一生懸命学校に通って無事に取得できました。訪問介護、デイサービス、特養と、介護は今までで一番長く続けられているお仕事です。介護福祉士の資格も取得できました。
武里まきば園は折り込み広告で見つけました。家から近かったのと、写真がすごく明るかったのが印象に残っていて、実はその折り込み広告を切り抜いてしばらく持っていたんです(笑)その時は前から勤めていた特養ではなく、違うサービス形態を見てみたくて別の場所に就職しました。でもそこを辞めることを考えたときに、切り抜いていた武里まきば園の広告を思い出したんです。
武里まきば園に見学に来た時、あまりの綺麗さに、関根さん(武里まきば園採用担当)に案内されながら感動して泣いてしまいました(笑)施設らしくない場所で、壁紙やトイレや、階によって違う絵画など、雰囲気づくりに気を遣った造りにびっくりしたんです。ここで働いてみたいと思いました。
どんな時にやりがいを感じますか?
やっぱり、お客様が楽しそうに笑ってくれたり、楽しかったよと声をかけてくださると嬉しくなります。小さい時からおばあちゃん子で、お年寄りと一緒にいること自体が、けっこう楽しいですね。
でも、介護の仕事を15年以上続けていますが、ずっと自分に自信がありません。私はいつもひとつのことに熱中しちゃって、例えば家庭と仕事とか、両立が難しいんですよね。仕事も、やり残したこととか、何か忘れてるんじゃないかとかが気になっちゃって、周りに「早く帰りなさい」といつも言われています…。たまに早く帰ると家族にびっくりされちゃうくらいです(笑)主任の尾曲さんに、自信持ってください、みんなで一緒に頑張っていきましょう!と声をかけてもらいながら、毎日頑張っています。
働く上で、何か気を付けていることはありますか?
お客様には、元気になってもらいたいと思っています。身体を元気にすることも大切だけど、武里まきば園に来たら心が元気になってもらいたい。車いすを使用しているお客様でも、励ましや応援の言葉とか、そういう言葉がけをしていくと、不思議と立ち上がったりできることがあります。頑張ろうと思っていただけるようなお声がけができるようにしたいと思っています。
若くてもお年寄りでも、ひとりになるとつまんないこと考えちゃうと思うんですよね。お客様には、私がそばにいますよって知っていていただけるようにしています。気にかけてもらっていると思ってもらえるだけで、違うと思うんです。細めに声をかけるだけなんだけど、大切にしています。
お休みの日の過ごし方を教えてください。
子供はもう独立したので、休日はYouTube見たり、母の畑を手伝ったりしています。この前はタケノコ堀りにも行きました。農作業は無心になれるからいいですね。落ち込みやすいスタッフには畑仕事をぜひ薦めたいです!
今まで私、病気で休んだことないんですよ。一度だけ一週間ぎっくり腰になったくらい。基礎体力と健康には自信があります。親に感謝ですね!このまま定年まで働けたら万々歳だなと思っています。
この記事は2020年7月発行の「まきばNEWS 5号」より転載しています。