第2回目は、岩槻まきば園の遅澤さん(当時副施設長)にお話を伺いました。埼玉福祉専門学校(現:埼玉福祉保育専門学校)を卒業後、平成11年に行田のまきば園に就職、平成17年岩槻まきば園開園と同時に異動をしました。

 

就職した時のことを教えてください。

就職活動はほとんどしていなくて、先生が「まきば園どう?」と勧めてくれたのがきっかけで試験を受けることになり、採用が決まったのは1月でした。当時は開園5年目くらいで、同期も先輩も年齢の近い女の子が多く、若かったし、そのころが一番楽しかったかな(笑)

就職した時の主任は、いま鴻巣まきば園にいる吉澤さんだったのですが、すごくおっかなかったです!吉澤さんがいると場の空気がビシっとしまるんですよね。そういう存在がすごく大事だったなと感じています。いまの吉澤さんは優しくて、当時の緊張感がなくてちょっと寂しいです(笑)

 

今まで多くの方を見送ってきたと思います。

はい。何百人という方の最期に関わってきました。介護現場で働いていた時は、私が担当になるからには幸せでいてもらいたい!と思って、夜勤明けでお散歩にお連れしたり、いろいろと頑張っていました。その方が亡くなるとすごくショックを受けてしまって、吉澤さんに「いつまでも泣くんじゃない」と怒られたことを覚えています。

今も、後悔のないようにと思っていても「こうしておけばよかった」というのは、ひとつふたつ出てきます。そんな時は「まきば園で良かった」というご家族様の言葉に救われます。岩槻まきば園への評価は、ご家族様を通して知ることができると思っています。お客様が楽しければご家族様にも伝わるし、スタッフも楽しそうに働いていればご家族様からの言葉に表れてきます

 

主任を長く務めてきて大変だったことなどはありますか?

仕事をしていてそんなにつらいと思うことはないですね。何かあればどんどん伝えて、その場で解消するようにしています。それでも、リーダー経験もない私が、主任として岩槻まきば園で勤務を始める時は、もちろん不安でいっぱいでした。主任っていったい何をするのか、すべてが初めてで、よくわからないことばかり。でも吉澤さんが岩槻まきば園のチーフ会議にも来てくれたり、いろいろな人に支えられて今があると思います。

「リーダーや主任は大変なだけ」と言うスタッフもいますが、私はそうは思いません。任命された人たちには、頼りにされていることを感じてほしい。そして、やりたいようにできることの楽しさを知ってほしいです。主任になるということは、お客様が過ごしやすい場所や自分が働きやすい場所を自分で作れるってこと。主任になるって、得なことが多いと思うんですよね。

 

今後の目標はありますか?

大きな目標を持つより、目の前にあることをひとつひとつやっていけば将来があると思っています。まずは、まきばレポートに書いた今年の目標「根拠と目的を知る」を達成できるように、岩槻まきば園のスタッフと一緒に頑張っていきます!

 

 

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この記事は2019年9月発行の「まきばNEWS 2号」より転載しています。