今回は、2021年度アロハカード獲得数1位となった関和さんにお話を伺いました。ネイリストとしてお仕事をされたあと、お子さん2人の子育てが一段落した2020年秋にまきば園へ正職員として就職されました。まきば園の受付で関和さんが見せてくれる笑顔と明るい声は、お客様やご家族様だけでなく、スタッフ全員を勇気づけてくれています。
初めての福祉施設、初めての職種ということで、不安はありませんでしたか?
老人ホームという場所やお年寄りのことなど、まったく知らず、何も考えずに応募しましたね(笑)ただ、お年寄りのそばで働くことは、将来の自分の生活にも役立つのかなっていう思いはありました。福祉施設はしーんとしている静かなイメージだったので、まきば園に初めて来た時はびっくりしました。スタッフの姿や挨拶、入ってきた時の印象、建物も内装もこんなに明るいんだと思いました。
就職した時は、お客様との接し方も全然わからなかったですし、例えば資料を提出するとか研修レポートを書くとか、社会人としてどう動くべきかというのもわからず戸惑うこともありました。こんなに覚えられるかな、やりこなせないだろうな、続けられるかなと不安が大きかったのですが、いろいろな人が助けてくれるし、教えてくれるから、なんとなくできるようになってきて、今も続けられています。
まきば園の職種を越えた、人と人との繋がりにはすごく助けられました。気持ちが落ち込んだ時とかも感じ取ってくれて「大丈夫?」と声をかけてくれる人がすごく多いんです。みんながみんな親切で、スタッフがスタッフを思いやる姿に驚きました。本当にここに来て良かったなぁと、仲間に感謝しています。
普段さまざまな人と接する中で気を付けていることはありますか?
日々、電話応対や、お客様やご家族様と接する中で、あの対応で合っていたのかな、あの話し方で失礼じゃなかったかな、と自分の働き方を振り返っています。すぐに答えが出なくても考え続けることが、仕事に限らず生きていく上で絶対に必要だと思っています。
最近は少しずつ受付以外の仕事も任せていただけるようになってきて、どんどん新しい仕事に触れることができているのが嬉しいですね。学べることも多いです。小さいことでも頑張りたいですし、働くんだったら一生懸命働きたいと思っています。
アロハカードでは関和さんの普段の努力が評価されましたね。
アロハカードはとても嬉しかったですし、イベント自体がすごく素敵なことだと感じました。改まって「ありがとう」ってなかなか言えなかったり、そもそも言うタイミングがなかったりする中で、こういうイベントがあることがすごいですよね。よし、いっぱい書こう!と思って考えていたら、いきなり私宛のアロハカードが靴箱に入っていてびっくりしました。もらえると思っていなかったので…。当たり前ですけれど良いことばっかり書いてくれて、そんな嬉しい経験なかなかないので感動しちゃいました。「関和さんが受付にいてくれるとほっとします」って言葉は読んでいて涙が出ました。
今後取り組んでみたいことを教えてください。
スタッフが頑張っている姿を写真に残していければと思っています。私自身、まきば園で働き始めて、介護の仕事や、ここで働く様々な職種のスタッフの姿を初めて目にしました。イベント前の準備や、裏方のスタッフの努力など、外からはなかなか見ることができないスタッフの姿を写真におさめて、いろいろな方に知っていただけたら嬉しいです。
この記事は2022年4月発行の「まきばNEWS 12号」より転載しています。